2007年10月24日水曜日

日本山岳耐久レース2007(ハセツネ)

今年はいろいろありましたが、行ってきましたハセツネ。
子供の運動会をブッチしてまで出たのだから、リタイアは許されません。

まずは結果から。

■リザルト
15時間10分51秒(総合482位)




■消費食糧
ドリンク3l(メダリスト2l、ポカリスエット1l)
※スタート時2.5l持参、第2関門で1.5l補給
パワーバー2個
カロリーメイト1.5個
Vespa3個
果汁グミ1袋
アミノバイタル14袋
塩酢昆布1袋

■ランについて
<スタートから第1関門(浅間峠)>
スタートは今回から小学校のトラック半周ランがなくなり、いきなり小学校の門をくぐる。
トラックから走りながらの門くぐりは、大人数が押し寄せると危険なためか。
トラックを走らないため横に列が広がったせいか、門を出るまでしばらく渋滞が続く。。。
トレイルに入るとさほどの渋滞はなく、スムーズに流れた。

登りが苦手な私。
今回は、登りで膝に手を当てて登ってみた。
するとこれが快適。腕が腿の負担を軽くしてくれるのでスイスイ登れた。登りで人を抜くなんて感動だ!
効き目は第1関門までだったけど。。。

<第1関門から第2関門(月夜見)>
第1関門を超えて18時以降になるとあたりも暗くなり、ここからはヘッドライトを使用。
昨日の雨のせいか、霞がかかっている感じ。
遠くまで照らすはずのハロゲンライトが、10mも照らせない。
地面の凹凸を捉えられないため、思いっきり走れないもどかしさが募る。

途中何度も足をくじいた。
そんな中、「パキンッ」と関節が外れたような音。バランスを崩して左足首を内側に捻ってしまった。でも痛みは殆どなく走ることはできた。ふぅ。

第1関門までは緩やかな登り、第2関門到着前に、本レース最高峰、三頭山が待ち受ける。
登りの苦手な私はいつも三頭山と第3関門前の御前山でタイムを落とす。ずるずると追い越されながらも何とか山頂にたどり着く。

空を見上げると無数の星が輝いている。
普段見る星よりもずっと近くにあるようだ。
街灯ひとつない(あるとすればランナーのヘッドライト)真っ暗な山の中、星の光にちょっと感動した。

道はトレイルからアスファルトへ。そろそろ第2関門の月夜見だ。
関門には横断幕が。大きな文字で『俺たちはやれる』と勇気づける言葉が書いてある。
スタッフの方からポカリ1.5lと励ましの言葉をもらう。
本当にありがたい。自分が走れるのもスタッフのかたのお陰だ。
残り30km。

<第2関門から第3関門>
このコースにはもうひとつのヤマ場、御前山の登りがある。
このあたりから風邪のせいか空腹のせいか頭がクラクラして、一瞬リタイアが頭をよぎった。まずい。

眠気も相まって、たまらず御前山の登り斜面で15分ほど寝た。
背中にイガ栗が刺さるも眠気には勝てず、刺さったまま寝る。

御前山を越えたあと、下りや平地を走っていると、ようやく頭がすっきりしてきた。
岩場の多い大岳山の登りが心配だったが、登りがきつい分距離も短かったので一気に進めた。

以降は、基本的に下り。
膝の状態も悪くない。視界も良好になってきたので気持ち良く走ることができた。
このあたりから膝をやられて走れないランナーを何人も見かけるようになった。
登りで抜かれまくったのを挽回するかのように走った。

<第3関門からゴール>
第3関門についたのは午前2時20分頃(タイム:13時間20分)。
14時間台のゴールがかなり微妙なところ。
可能性を信じて走ったが、ゴール2km手前のアスファルトあたりで午前4時を過ぎてしまった。残念。
第3関門からゴールまでを1時間50分で走った。

■総括
7回目完走っ!リタイアしなくて良かった!
ハセツネを2003年2004年のブランク後、再開したここ2年は16時間台。
今回の目標タイムは14時間台。
ワースト記録更新は避けたいと思っていたが、今年はなんとか15時間台でゴール。
今年は、TTR、箱根、北丹沢、高尾山天狗と経験できたので、トレイルを走る感覚が維持できたのかも。

レース後に知ったのですが、今回は滑落事故で亡くなった方がいらっしゃいました。
ご冥福をお祈りいたします。

日々の体調管理とともにセーフティランを改めて意識したいと思います。

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